日常生活やビジネスの現場でも、怒りを感じることは少なくありません。
そんなとき、日本語では、憤怒、憤慨、憤り、腹が立つ、ムカつく、イライラするなどと表現されますが、それぞれが持つ感情の強さが違いますよね?
英語で怒りを表現する単語には、「Anger」や「Irritate」、「Frustrate」、「Fury」といったものがあり、日本語と同じように、これらの単語にもそれぞれニュアンスの違いがあります。
本記事では、「怒る」に関連した英単語の意味や使い方について、いくつか紹介していきます。
また、表現力を高めるための例文も合わせて取り上げますので、ぜひ参考にしてみてください。
「怒る」に関係する英単語を15個紹介!
ここでは、「怒る」に関係する英単語を15個紹介します。
- Anger
- Irritate
- Annoy
- Vex
- Resent
- Frustrate
- Provoke
- Offend
- Incense
- Infuriate
- Rage
- Outrage
- Enrage
- Fury
- Wrath
以下にこれらの英単語の意味や使い方、例文を紹介しますので、表現の幅を広げるのに役立ててください。
1. Anger
「Anger」は怒りという感情を指す一般的な単語です。
強い感情が生じる状況や、その感情を持つ人を表す形容詞としても用いられます。
また、自分の感情や他者の行動に対して生じる場合が多いです。
【例文】He exploded with anger when he saw the mess in the kitchen.(彼はキッチンの散らかり具合を見て怒りを爆発させた。)
2. Irritate
「Irritate」は、「怒りを引き起こす」、「いらだたせる」という意味の単語です。
小さなことに対して軽くイライラするような状況や、相手の発言や行動に対して軽い不快感を持つ場合に用いられます。
「Irritate」は、強い感情を表現する場合には適していません。
【例文】The constant buzzing of the fly irritated me to no end.(蝿の絶え間ないブーンという音に私はイライラした。)
3.Annoy
「Annoy」は、ちょっとしたことで腹を立てたり、不快感を感じたりすることを表現する単語です。
【例文】Her constant talking is really annoying and always gets me angry.(彼女のしつこい話はとても迷惑で、いつも私をイライラさせる。)
4.Vex
「Vex」は、軽度の怒りや不快感を表現する単語で、人をいらだたせたり、心配させたりすることを意味します。
【例文】Her behavior really vexed me.(彼女の行動は私を本当にいらだたせた。)
5.Resent
「Resent」は、不満や怒りを持つことを意味する動詞で、特に他人の言動や態度に対して強い不快感を抱いた場合に使われます。
【例文】I always resent his attitude.(彼の態度にはいつも腹が立つ。)
6.Frustrate
「Frustrate」は、意図したことができなかったり、障害に阻まれたりすることによって、怒りや不快感を感じることを表現する単語です。
【例文】I was really frustrated when his carelessness ruined my plans.(彼の不注意が私の計画を台無しにしたとき、私は本当にイライラした。)
7.Provoke
「Provoke」は、意図的に怒らせたり、挑発したりすることによって、怒りを感じることを表現する単語です。
【例文】I was really provoked by his rude attitude.(彼の無礼な態度には本当に腹が立った。)
8.Offend
「Offend」は、他人の行動や発言が、自分の感情や信念を傷つけたり不快にさせたりすることによって、怒りや不快感を感じることを表現する単語です。
【例文】I was really offended by her discriminatory comments.(私は彼女の差別的なコメントに本当に腹を立てました。)
9.Incense
「Incense」は、憤りや怒りを表現する単語で、他人の行動や言動に対して非常に不快感を感じることを意味します。
【例文】I am incensed by his rude behavior.(彼の無礼な言動に私は非常に憤っている。)
10. Infuriate
「Infuriate」は、「激しく怒らせる」、「逆上させる」という意味の単語です。
「Irritate」や「Annoy」と比べて、より強い感情を表現するために使われます。
【例文】The news of the company’s bankruptcy will infuriate its employees.(会社の倒産のニュースは従業員たちを激怒させるだろう。)
11. Rage
「Rage」は、「激しい怒り」「憤怒」を意味する単語です。
強い感情が爆発するような場面や、敵意を持って相手に向き合うときに用いられます。
例文:She flew into a rage when she found out that someone had stolen her purse.(彼女は財布を盗まれたことを知って激怒した。)
12. Outrage
「Outrage」は、「憤慨する」、「激怒する」という意味の単語です。
悪行や不正を感じたときに生じる強い感情を表し、社会問題などに対して使われることが多いです。
【例文】I was outraged by that unfair decision.(その不当な決定に私は憤りを感じた。)
13. Enrage
「Enrage」とは、英語で「激怒する」「憤慨する」という意味を持つ動詞です。
この言葉は、非常に怒っている状態を表現するために使用され、人々が感情的になり、暴力的な行動に出ることがある状況を表現するためにも使用されます。
【例文】The boss’s constant criticism infuriated the employees.(上司の絶え間ない批判に従業員たちは憤慨した。)
14. Fury
「Fury」も、「激しい怒り」「激怒」を意味する単語です。
「怒る」という感情を表すためには最も強い単語のひとつです。
【例文】The customer’s fury was understandable after receiving such terrible service.(そのお客様がひどいサービスを受けて憤怒したのは理解できる。)
15. Wrath
「Wrath」は、「猛烈な怒り」、「激しい怒り」を意味する単語です。
主に宗教的な文脈で用いられることが多く、神の怒りなどを表すときにも使われます。
【例文】Destruction by a hurricane was considered a sign of the wrath of the gods.(ハリケーンによる破壊は、神々の怒りのしるしと考えられていました。)
まとめ
本記事では、「怒る」に関連した単語を15個紹介しました。
冒頭にも書きましたが、「怒る」を表現する単語にも、感情の強さによって違いがあります。
例えば、
- 「Anger」:一般的な怒りを表現する単語。
- 「Irritate」:軽い不快感を持つ場合に用いる単語
- 「Fury」:最も強い怒りを表現する単語
といった感じです。
言葉は知れば知るほど表現の幅が広がります。
感情の強さに合わせて適切な単語を選び、豊かな表現をしていきましょう。