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怒る人の方が実は優しい!?優しい人が考えていることとは?

怒る人の方が実は優しい!?優しい人について考えてみる!

あなたの周りには優しい人っているでしょうか?

でも、その優しさの裏側を考えたことがありますか?

この記事では、「優しい」と言われる人たちがどんな人なのかを考えていきます。

もしかすると、この記事を読むと、あなたの周りにいる優しい人が怖くなる…かもしれません笑

でも、どういった考えを持っている可能性があるのかを知っておくのは、接し方を考える上で、とても大事なことなので、怖がらずに、是非最後まで読んでみてください。

目次

「優しさ」って何だろう?

まず、優しさについて考えてみます。

コトバンクによると、

  1. 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
  2. 他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。
  3. 性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。
  4. 悪い影響を与えない。刺激が少ない。
  5. 身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい。
  6. 控え目に振る舞い、つつましやかである。
  7. 殊勝である。けなげである。りっぱである。

とあります。

一般的に、優しい人と言われるのは、2、3、4あたりでしょうか?

相手のことを思いやる気持ちを持ち、話を聞いてくれ、よく共感もしてくれて、ミスしても怒らないどころか、励ましてくれる人とかですね。

たしかに、そんな人だと近くにいても居心地もいいし、好感が持てます。

では、優しい人はみんながみんな、天使のような人なのでしょうか?

優しい人は見返りを何一つ求めず、相手のことを第一優先にするのでしょうか?

正直に言って、そんな人はいないと思います。

なぜなら、もしそんな人がいたら、この世の中で生きていくのは難しいから。

世の中には色々な人がいます。

国や地域によって差はありますが、みんな生きていくことに必死です。

もし、天使のような、相手のことを第一優先にするような人がいたら、恐らく搾取されてしまうことでしょう。
(ただし、特定の人に対してだけ、見返りを求めずに、自分を捧げる人はいると思います。例えば、子を想う母とかですね。)

では、「優しい」と感じる人とは一体なんなのかを考えていきたいと思います。

「優しい」と感じる人は実はドライな可能性がある

「優しい」と感じる人はどういった人なのでしょうか?

困っている人に手を差し伸べる、頼んだことを引き受けてくれる等、色々な優しさがありますが、突き詰めていくと、「優しい人」と言われるのは「怒らない人」のことだと思います。

普段、困っている人に手を差し伸べるような人でも、ちょっとのことで怒り出したら、優しい人とは感じないですよね?

頼んだことを引き受けてくれても、すごく嫌味を言ってきたり、怒りながら引き受けてくれる人だと、それも優しい人かと言うと、疑問符が浮かびます。

でも、たとえ、困っている人に手を差し伸べなくても、頼みを断られても、「怒らない人」は最終的に優しい人認定されているんじゃないでしょうか?

ですので、この記事では「優しい人」=「怒らない人」として、書いていきます。

個人的に、「怒らない」と感じる人には、下記のような人がいると思います。

  • 他人に期待していない人
  • 自己肯定感が低い人
  • 打算的な考えを持っている人

なんだか、優しさから一転、ドライな人ですよね…

1つ1つ、詳しく説明していきましょう。

他人に期待していない人

まず1つ目の「優しい」と感じる人は、他人に期待をしていない人です。

人は期待をするから、それが裏切られたときに怒ります

一方、期待していないということは、怒る要素がないということ。

例えば、奥さんが専業主婦の男性会社員をイメージしてください。
(このイメージが良いか悪いかは置いておいて)

今、仕事が終わり、お腹が空いています。

家に帰ったらご飯が作ってあると期待していた場合、もし作ってなかったら、怒りがこみ上げてくるかもしれません。

逆に、奥さんが専業主婦だとしても、色々あって、ご飯は作れていないかもしれないと考える人だったら、どうでしょう?

期待していないため、実際にご飯が作られていなくても、特に怒りを感じることもないと思います。

他人に期待をしていない人というのは、期待を裏切られることもないため、怒らないです。

したがって、「優しい人」だと感じられるでしょう。

自己肯定感が低い人

上に書いたように「優しい人=怒らない人」だとすると、自己肯定感が低い人というのも、優しい人だと言えます。

自己肯定感が低い人とは、自分を肯定的に見られず、できない・劣っていると考える傾向のある人です。

自己肯定感が低い場合、自分ができないことを、他人ができなかった・ミスしたとしても怒ることはありません。

「できなくても、仕方ない、だって自分もできないから」と考えます。

英語が全く話せない親が、子どもが英語話せなくても怒らないですよね?

ただし、それなりの対価を払っている場合は、自己肯定感が低くても怒ります。

例えば、上の例でいくと、高い授業料を払って子どもを英会話に通わせているのに、全く変化がないという場合は、自分ができないことだから仕方ないとは思わないですよね。

そういったことを除くと、一般的に言って、自己肯定感が低い人は自分に自信がないため、相手ができなくても怒らない人が多いです。

打算的な考えを持っている人

優しさの裏に、相手の価値を見出し、打算的な考えを持っている人もいます。

一般的に、人は何かしら見返りを求める生き物です。優しくして好かれたいとか、良い人だと思われたいとかですね。

でも、打算的な考えを持っている人はそれ以上に、相手の利用価値を見て、優しくしている可能性があります。

例えば、優しくすることにより、信頼を得て、色々な情報を引き出そうとしているのかもしれません。

もしくは、友人・知人に近づきたい人がいて、その人に近づくために利用しようとしているのかもしれません。

なんにせよ、打算的な考えを持って接してくる人は、その目的のため、優しい人になることでしょう。

そういう打算的な考えを持っている人は、相手に利用価値がなくなると、手のひらを返したような態度を取ってくるので、注意が必要です。

ただ、打算的な考えを持っている人は、人によって接する態度が違うことも多いので、普段から注意深く観察してみてください。

もし、あなたの周りにそんな人がいたら、少し距離を置くことをオススメします。

もちろん心が広い人もいる!

ここまで、「優しい」と感じる人は実はそうじゃないかもという例を挙げていきましたが、もちろんそうではなく、心の許容度が広い人もいます。

そういった人も、あまり怒ることがありません。

ただし、心の許容度が広い人には2パターンいます。

それは、許容度を超えた場合に「怒るタイプの人」「見限るタイプの人」です。

「怒るタイプの人」は、許容度を超えた瞬間に、ものすごく怒ります。

普段が優しいため、そのギャップから、めちゃくちゃ怖いです。

ただ、そういう人はきちんと叱ってくれる人が多いため、怒られたときに改善をすれば、また元の優しい人に戻ります。

一方、「見限るタイプの人」は、許容度を超えた瞬間に、この人に言っても無駄だと思われ、離れるか、必要最低限の付き合いにされます。

このタイプの人に見限られたら、信頼を取り戻すのは難しいでしょう。

若気の至りではあるのですが、私が高校生の頃、年配の方との約束を連絡なしに2回破ったことがあります。

1回目の後は何事もなく接してくれたのですが、2回目の後は烈火の如く怒られました。

普段は温和な人だったので、恐怖を覚えたのと同時に、自分のしたことの重大性をしっかりと感じましたね。

その人のおかげで、約束が守れなさそうなときは連絡をするという当たり前のことができるようになりましたが、もし、見限るタイプの人だったのであれば、連絡もできない残念な大人になっていた可能性があったと思うと、ゾッとします。

心の許容度については、同じ人でも相手との立場や距離感などによって違ってきますが、どちらにせよ、普段は優しい人であることが多いため、その優しさにあまり甘えすぎないようにしましょう。

怒る人の方が本当の意味で優しい?

こうやって考えていくと、怒らない人よりも怒る人の方が優しいと言えるかもしれません。

なぜなら、怒るというのは、相手に対して少しでも関心があると言うことです。

「怒らない人」はその居心地の良さから「優しい人」と勘違いされがちですが、間違いを犯しても肯定してくれたり、指摘が優しかったりするので、反省の機会を奪っている可能性があります。

逆に、「怒る人」は間違ったときに指摘をしてくれるので、反省の機会を与えてくれます。

今の学校教育がどういう風になっているのかわかりませんが、私が子どもの頃は、間違ったことをしたら先生によく怒られ、いつも反省させられていました笑

「良薬口に苦し」とも言いますし、「本当の優しさ」とは一時的に刺激を与えても、最終的に相手に良くなってもらいたいと思う気持ちだとすれば、怒る人の方が本当の優しい人であると言えるのではないでしょうか。
(実際には、怒るとは感情的なものが入るので、叱ってくれる人・説教をしてくれる人と言った方が正解ですけどね)

まとめ

今回は、「優しい人」の優しさは、本当の優しさではないかもしれないよってことを解説しました。

じゃあ、「優しい」と感じる人は避けた方がいいのでしょうか?

本当の優しさではない可能性はありますが、別に避けるほどのことではないと思います。

打算的な考えを持って接してくる人は、あなたに利用価値があると見て近づいてきているため、その目的によっては注意が必要ですが、それ以外の人は普段から怒っている人よりも付き合いやすいのは間違いありません。

ただ、その付き合いやすさを勘違いして、相手の信頼を損なうようなことをしてしまうと、関係修復をさせてもらえない可能性があるため、接し方には十分に注意してくださいね。

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